欲しいものがあり、その時にお金がなくてもボーナスで支払えば大丈夫と考えることって多いですよね。しかしボーナスというのは会社の業績によって出ない場合もあるので注意が必要です。
今回は「ボーナス頼りにした生活を送って失敗しました」というタイトルで話をお聞きしました。
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正月を無事に迎える事が出来たと感謝するほど大変だった…
私は47歳、男性で仕事は広告デザインの仕事をしています。
今までの人生でお金が足りないと一番強く感じたのは、45歳から今です。
本当に足りませんでした。
一人身であれば、どうにかなったのですが、家族がいる立場としては、正直、正月を迎える度に、今年は正月を無事に迎える事が出来たと感謝するほどでした。
勿論、私なんかよりも、もっと厳しい方は沢山いらっしゃると思います。
ただ、44歳からの3年間は経済的に言えば、悪い意味で、ホップ、ステップ、ジャンプの3年間でした。
この3年間で良い事は、バラバラに来ますが、悪い事は集中して起こると言う事を味わった3年間でした。
ボーナスは出て当たり前と思った生活をしていると…
30歳で結婚をして、直ぐに子供にも恵まれ、30代半ばでは、両親との二世帯住宅も建設し、貯金はそんなにありませんでしたが、毎年、昇給はあるし、ボーナスは出るしと、良い環境でした。
こういった昇給、ボーナスも最初の頃は感動し、感謝もありました。
しかし、数年もすれば、それが当たり前になってしまう感情が正直ありました。
当たり前になると、先のボーナスなども見込んでしまいます。
見込んで大きな買い物に対して分割で買ってしまう事もシバシバでした。
次のボーナスで払えばよい。
そんな感じでした。
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子供が大きくなると徐々にお金がかかる
子供も大きくなっていき、お金も除々にかかってきますが、ボーナスが出るしと、思いっきり充てにしていた30代。
しかし、その充てにしていたボーナスが減給、減給、無しと言う状況になり、支払いが追いつかなくなっていきます。
妻が子供が小さい為、在宅でのパートを始めて、何とか現状の生活は保てました。
しかし、どこかの歯車がおかしくなれば、今の生活水準は保てなくなる状況でした。
そんな状況に追い打ちをかける様に、洗濯機の故障がありました。
一番安き中古でなんとか対応した矢先に、姪っ子の結婚式に家族で招待され、お祝儀を家族分、厳しい状況とは言えないので、姪っ子の結婚式なのに、嬉しさ半分、辛さ半分の感情でした。
この状態でマイナスです。
マイナス部分をどうするか?
マイナス部分をどうするかと妻と毎日の様に話し合いです。
その当時は夫婦の会話と言えば、お金がない話ばっかりで、正直ウンザリしていました。
家に帰る足も何か重たかったのを覚えています。
一回、ボーナスが出れば回り始めるのにと言う淡い期待を持ちながらも、現実の会社の状況を考えると期待も出来ません。
父が交通事故に遭い収入がなくなり途方に暮れていると…
そして最後の一撃は、父の交通事故でした。
足首の交通事故だったのですが、全治三か月で、父は仕事に行けず、自営業だった為、完全に収入はストップとなりました。
もう打つ手はないと、落胆し、途方に暮れて諦め、法律事務所に相談に行こうかと思った46歳の冬に、何と8年振りのボーナスが出ると言うニュースが飛び込んで来ました。
しかし、見込みで散々、痛い目にあった私は、もらうまではと期待の気持ちを抑えていました。
冬のボーナスでなんとかなった。
しかし、その冬にボーナスが現実として支給され、全てを遅延していた支払いにあて、何とかチャラ近くになりました。
ボーナスは全ての支払いで無くなりましたが、無くなった事を良い風にとらえて、借金もボーナスもなくなったここからが、我が家のスタートだと、再スタートを決意して今日に至ります。
お金が足りないと感じた時期こそ、意味があると信じて、反転攻勢をするきっかけになるんだなと、今ではそう感じています。
人間って強いと思います。
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