社長、個人事業主は大きな収入を得られる可能性はありますが、大きな負債を可能性を抱える可能性もあります。
今回は「個人事業主で行き詰まった時は本当にお金がなかった」というタイトルで話をお聞きしました。
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事業がうまくいかず1000万の借金…
50歳男性、飲食業。
これまでお金がないと思ったことは数え切れないぐらいありますが、一番お金が足りなくて困ったのは事業がうまくいかなくなってからですね。
以前はフリーランスでやっていたので結構自由にお金も時間も使えていたんですが、東北の大震災があった頃を境に業績が急降下、もともとお金があっても先に出て行くお金ばかりでしたが、その頃は先に出て行ったお金の対価が全く返ってこないという悪循環に拍車が掛かる一方で、結局事業を諦めることになりました。
当時銀行や企業から融資を受けていたのですが、残ったのはおよそ1000万ほどの借金、これでも売り上げがあれば毎月調整できるのですが、悪循環に陥ってからはそれを
返すために副業を毎日やらなければならないほどでした。
個人事業でも商売が上手な人なら1000万ぐらいの額はなんてことないのでしょうが、それは信用や担保がある人ですね。
私も可能なら1億でも借りたいぐらいでしたが現実はそう簡単ではありませんでした。
生活費がまずたりませんでしたから目先でできることは何でもやりました。
空いた時間にポイントサイトで稼いだり、持っていた私物をオークションでさばいたり、とにかくお金になるものは1円だろうが執着しました。
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事業主とは名ばかりで結局はフリーター同然の生活…
当時を思い出すと毎月の借金返済に充てたのがおよそ20万ぐらい、それに対して収入に繋がるのはOEMの仕事の利益分、生活費はほとんど0ですからオークションは必死になってやりました。
家賃も当然払えませんからアルバイトを始め、結果的には本業そっちのけでアルバイトに依存せざるをえない生活になっていきました。
事業主は名ばかりで結局はフリーター同然でしたから、古く私を知る人たちは社交辞令の同情をしてくれていましたが、本心では呆れていたような気がしました。
一時は自己破産なんてことも、ふと頭をよぎったが…
ようやく最近になって銀行からの融資額は完済でき、あとは企業から借りている残額のみとなりました。
気づいたらもう50歳、もうしばらくの間、人並みに暮らした記憶がないぐらい長い低迷期間ですね。
一時は自己破産なんてこともふと頭をよぎりました
でも、やっぱり知っている人の会社から借りたお金ですし、お世話になっていた分あまり無責任な結論は出せないですね。
今でも毎月の生活費はかなりしんどいと感じますが、あと数年で全部返し切ることを考えて、その時までに何ができるかを考えておかなければなりませんね。
老後何かできないかなと飲食の世界に転職してみましたが、それが良かったのかどうか。
まだその結果はわかりません。
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