先生と呼ばれる仕事に就いている人は社会的地位が高く信頼できる人が多いといわれます。しかし現実はそうでもないようです。
今回は「家族ぐるみの付き合いをしていた塾の先生に10万円貸した結果」というタイトルで話をお聞きしました。
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家族付き合いをしていた塾の先生から借金の相談…
現在、47歳、男性の会社員です。
お金を貸したのは、もう10年近く前のことです。
貸したのは、当時、家内や私が家族付き合いをしていたソロバンの塾の先生でした。
先生は、当時で既に50代後半の女性の方で、家内もアルバイト感覚でお手伝いをしていましたし、私達の子供も通っていました。
当時、生徒さんは、数十人程はいたかと思います。
しかし、ある日、家内から相談があったのです。
先生から10万円程貸して欲しいとのことでした。
理由は、ご主人の勤めている会社が倒産して、首になり生活が困窮するからとのこと。
借金なので塾の先生に念書を書いてもおうとすると…
普段のお付き合いもあり、家内は断ることがしづらく、私に相談してきたのです。
私も先生のことはよく知っていましたが、お金を貸すというと、少し事情が異なってきます。
10万円という金額は、考え方によっては高くもあり安くもありと言った感じだったのですが、貸し借りを滅多にやらない私としては、貸すならキチンと念書を交わして、期限を決めることでOKしたのです。
但し、家内には一言付け加えました。「10万円、貸してもいいけど、戻らない思って貸せよ。」
この金額は、一番、中途半端な額で無くなっても大きな痛手を被らないことでもありましたから。
とは言っても、私の家庭でも決して贅沢な生活が出来ていたわけでもありません。
そのことを先生に伝えたところ、「えっ!念書まで書かなきゃいけないの?」という反応のようでした。
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貸したお金は戻らないと思いつつも念書を書いたので…
家内から、そのことを聞いた時点で、「貸すお金は戻らないな。」と思いましたが、私が直接、先生と相対して話をつけます。
「日頃、お世話になっている先生でも、キチンとすべきことは、しましょうよ。でなければ貸せません!」
普段、このように厳しい表情をしない私が言ったので、先生も驚き顔です。
慌てて念書を書くことになりました。
返済をいつまでにするのかも書いてもらいハンコも押してもらい。
やはり塾の先生からお金が返済されることは無かった…
それから数年経っても、案の定、戻っていません。
私が転勤族でしたので、東京に移り住んでからは全くの音沙汰無しです。
引越したばかりの時に、家内が何度か返済のために電話をしたのですか、「そのうちに返すから。」とのらりくらりと、かわされていたのです。
「あれだけ約束したのに、悔しくて。」と言った家内に言いました。
「言ったはずだよね。元々、戻らないことを前提に貸せって。」
やっと家内は、私の真意を理解したのです。
中途半端な金額で崩れてしまう人間関係であれば、貸すことは断るかあげるかです。
但し、先生には電話で一言伝えました。
「そんなルーズなことだと、人から信用されませんよ。」
風のたよりでは、誰からも信用されなくなり、相変わらず苦しい日々を送っているようです。
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