友人たちと食事のあとのお会計。もちろん割り勘にはなりますが、まずは代表して一人がお会計をして店を出てからお金を集めるということはよくあります。しかし中にはそれをうまく利用する人もいるようです。
今回は「遠方に住む友人と食事した時に何気なく貸した一万円」というタイトルで話をお聞きしました。
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大学を卒業以来４年半ぶりにサークルの同期と食事会
友人に飲み会の後にお金を貸したことがあります。
結果から言うと、貸したお金はかえってきませんでした。
３３歳、会社員の女性です。
大学を卒業以来、４年半ぶりにサークルの同期と食事会をすることになりました。
懐かしい母校を散策した後、イタリアンレストランでご飯を食べる、というところまでが当初のスケジュールでした。
その後、数人で居酒屋に流れ、そこで３時間ほど過ごし、お会計の時、手持ちがないと言った友人に１万円札を渡したのです。
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お会計でゴタゴタするのが面倒だったので1万円を貸すと…
２０代も半ばになると、結婚や就職で地元を離れたメンバーもいました。
私がお金を貸した人もまさにそうで、旦那さんの転勤で東京から遠く離れた滋賀県に行っていたのです。
名古屋から新幹線に乗り、そして日帰りはできなかったのでこちらでホテルを取って参加してくれたのです。
決して貧乏ではありませんが、ちょうど手持ちがなかったのでしょう。
居酒屋での飲食代を割り勘の金額、たしか５～６千円程度だったと思いますが、それを払えないと言ったのです。
「４千円はあるから、２千円貸して」とか「すぐにコンビニのＡＴＭで降ろしてくるから待ってて」など、レジの前で問答がありましたが、そんなゴタゴタするのも面倒だったので、ちょうど私は手持ちがあったので、その人の分を肩代わりすると言いました。
割り勘代の５～６千円だけ貸そうと思ったら細かいお札が無かったので、１万円札を渡しました。
千円札数枚より、１万円札１枚の方がやり取りが簡潔だったし、遠方から来てくれたのにお財布をカラにするのも心配だったからです。
久しぶりに再会できたメンバーとの楽しい時間は、とても貴重でした。
次に会った時に友人はお金を返してくれると思っていたが…
１万円を貸し借りしたことは、その人も私も（お酒でベロベロではなかったし）しっかりと覚えているだろうと思っていました。
またしばらく会えない人ですが、１年後でも２年後になっても、きっと返してくれるだろうと、そういう人だと思っていました。
でもそれは違ったようです。
あれからもう５年以上が経ちました。
その間に２回、顔を合わせましたが、その人からお金を返されることはありませんでした。
たかが一万円。されど一万円。もう人にお金を貸さない
「言おうかな」とも思いました。
しかしその人の性格上、覚えているのなら返すはずです。
もう時間が経ちすぎてしまいました。
たかだか一万円ですが、しこりの残ることになってしまいました。
無くなってしまったお金のことより、その人への小さな心のしこりを考えると、もう人にお金を貸すのはやめようと思います。
もちろん私も借りないようにします。
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