一戸建てで800万円！野鳥の楽園の古い中古住宅は安らぎの場所

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持家の人限定！あなたはいくらで家を買いましたか？なぜ家を買ったのですか？
お金の情報局CASが独自に調査を行い、個人の方にお話を聞いてみました。

今回は「野鳥の楽園の古い中古住宅は安らぎの場所」というお話です。

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5年のローンで中古住宅を購入

5年のローンを組んで、中古住宅を購入しました。金額は、一戸建てで800万円でした。この上に150万位のリフォーム代位かかりました。ですから950万円です。頭金は自分たちで用意して、不足の300万円を銀行から5年ローンで借りました。もう少し借りたかったのですが、この時、ちょうど夫が病後で収入が少なく、それ以上は借りられませんでした。しかし、そのお陰で身の丈の家を選べ、ローンも短期間で支払い終えました。月々の支払いは5万3千円位支払い、5年でなんとか支払いきりました。ちょうど、家賃位でしたので、支払うことができたのだと思います。

以前は借家の一戸建てに住んでいた

その前は借家の一戸建てに住んでいましたが、10年近くにもなり、大屋さんもそろそろ出て行ってもらいたいらしく、値上げをしてきたりしましたので引越しを考えていました。ただ、荷物も増えていたし、鉢植えも増えてきていましたので、どこか定着する家を探していました。コンクリート住宅の機密性は苦手でしたので、古くてもいいから一戸建てにしたいと思っていました。

周囲に気兼ねなく過ごせる事がGOOD!

現在の家を選んだのは、中古ですが一戸建てで隣が200坪位離れていたし、もう一方の隣は家は建っていなくて、持ち主も投機的に購入したとかでしたので、周囲に気兼ねなく過ごせることに惹かれました。周辺の家と距離もあり、緑豊かな環境も気に入った点です。比較的広い庭と六畳もあるベランダが、もっとも気に入った点です。間取りも5DKあって広すぎる位の空間でした。古い家ですが、売主の父上が大工さんだったとかで、家の造りは頑丈で瓦も落ちることなく台風にも耐えました。

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中古物件ならではの問題もある

ただ問題もありました。完璧にシロアリにやられていた柱が一箇所あり、慌てて業者に見てもらうと、駆除が必要とのことで家全部に薬を入れました。駆除代20万円以上かかりました。ボロボロの柱と床下の補強工事に7万円位、トイレの水が出にくいので設備全部交換。洗面台も鏡が気味悪く剥げかかっていたので、全面的に交換しました。浴室のシャワーも全面的に変えました。また、応接間がエンジ色の昔流行の布の壁紙でしたが、この色が気に入らず亜麻色の壁紙に変えました。ところが、この布が簡単にはがれずエンボス状の凹凸があるため、その上から板を貼り付けなければならず大変な作業となりました。また、玄関かまちの石の裏側が空いて土間になっていたので、そこを塞ぐのとついでに気に入らないタイルをモダーンなものに変更しました。

諸々リフォーム費用はかかるが、快適な日々を送っている

その後も、換気扇の付け替え、エアコンの設置など諸々の費用がかかりました。それ以前に、畳の裏返しの費用、庭木の剪定、ベランダ床の雨除け塗装とペンキ塗り、波板交換などのリフォーム代がかかっていますので、中古住宅は結構費用がかかります。それでも、一応好きな緑のインテリアで整え、やっと落ち着ける空間にして住んできましたが、住んで10年以上経ち、手も入れない糸杉風の伊吹の木は小鳥の住処になり、鶯も根城をつくり、いい声を毎年聞かせてくれています。住めば都で、メジロ、鶯、四十雀、ヒヨドリなどに囲まれ、安らいだ空間に住んでいると思います。
(68才　女　フリーライター)

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