正直いくらあっても安心できない老後

皆さんは老後にいくらお金があれば安心できると思いますか?

お金ってあればあるほど不安になってしまったりするものです。逆にお金をあまり持っていない方が気楽に構えるという傾向もあるんですよね。

今回は50代女性主婦の方に老後についてお話を聞いてみました。タイトルは「正直いくらあっても安心できない老後」です。

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老後にお金はいくら必要？
性別	女性
年齢	50代
その他	主婦

わが家の老後資金

五十歳の専業主婦です。老後資金には3000万円必要、というようなことをよく聞きます。おそらくこの金額は一般的なもので、持ち家かそうでないかによっても大きく違ってくると思いますが、我が家では一応この金額を目安に貯金に励もうと思っています。

貯金まで遠い道のり

まだ住宅ローンも残っていて、夫の定年までに返しきれないのがわかっているので、退職金から数百万出さないといけません。そして、子ども二人が大学生でまだまだお金がかかりますので、本格的に貯金できるようになるのはまだ先です。

子どもが独立するのは早いほうがいい！？

今になって思うのは、下の子どもが大学を卒業してから夫の定年まで数年あるのが、本当にありがたいです。定年してからやっと社会人になっているようでは、老後資金は十分に貯められません。今の若い人がなかなか結婚しなかったり、年いってから子どもを産んだりしているのを見ると（もちろん、そうせざるを得ない場合もあるでしょうが）、後になって大変になるのにと他人事ながら心配してしまいます。

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急な出費はつきもの

子どもが生まれてすぐに学資保険に入るなど大学資金は十分に貯めたつもりでしたが、塾や予備校、はては予想外の私立大学に入られるなど、思っていたよりお金がかかりました。それで思うのは、何事につけても予想外の出費があるのだということです。一番怖いのが病気です。いくら健康的な生活をしようと気を付けていても、病気になるときはなるでしょう。なってしまえば医療費がかかります。

いまの日本は不安材料だらけ！？

それと、下流老人という言葉とともによく言われることに、子どもが引きこもりになるとか、ブラック企業に勤めるたりしてワーキングプアになって親に頼る、というリスクです。自分の子どもを見ていると、本当に先はわかりません。大学生なので就職がうまくいくか、ちゃんと結婚できるか、まったくと言っていいほど見当もつかないのです。ちゃんと結婚して子供が生まれてヤレヤレと思っていたら離婚、なんていうことも起こり得るわけで、そうなったら親としても知らん顔できないことになります。悪いことばかりを考えているわけではありませんが、もう老後がすぐそこに迫ってきた年代の人間として、今の日本であまり楽観できるような材料はありません。