わたしの老後には3億円必要

皆さんは老後にいくらお金があれば安心できると思いますか?

会社の経営をしているからと言って安心して暮らしていけるとは限りませんよね？だからと言って節約ばかりしてもつまらないです…。

今回は50代男性会社経営者の方に老後についてお話を聞いてみました。タイトルは「わたしの老後には3億円必要」です。

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老後にお金はいくら必要？
性別	男性
年齢	50代
その他	会社経営者

経営者といえど・・・

現在50歳の男性です。職業は、小さい会社の経営者です。とはいえ、オーナーではなく「雇われ」ですので、老後は自分で貯めた預貯金等と年金だけで暮らしていかなければならない、というサラリーマンと同じ状況です。

老後のスタートをいつにする？

老後にいくらのお金が必要か、と考えたときに、まず「老後」がいつからか、ということですが、今のところこの仕事をあと10年してから引退のつもりですので、「老後」が始まるのは60歳から。そして、変な言い方ですが「終わる」のは、まあ寿命もありますが、一応念のため長生きしたとして、100歳で「ご愁傷様」と想定します。つまりその40年間が老後ということで、その40年を穏やかに生きるお金がいくら必要か、ということで考えます。

最低限の必要経費を考える

まず生活費です。今は、それなりに年収をもらっていますが、とはいえ地味に暮らしていますので、月の生活費が住居費を除くと35万程度です。これに、3か月に1回くらいの1泊旅行だけを今のところ喜びにしているので、＋αで年間40万くらいです。これらを合計すると、仮に老後にも今の生活レベルを維持して生きていくことを前提にすると、年間500万弱がベースとなる必要費用だと計算します。老後はこれに、趣味、医療費、そして「終の棲家」の費用が必要になります。

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余生を楽しむ

まず、趣味ですが、私は、引退後はもう1度大学に入り直して、学生のころにできなかった勉強をしたいと思っています。これは基本的には国内のフィールドワークを伴う研究ですので、大学の学費とその費用を入れると、年間で100万近くは必要になります。また妻も、自分の好きな趣味があるので、その費用がおそらく同じように年間100万かかるでしょう。

今まで頑張ったご褒美として

あと、今はなかなかまとまった休みをとれないのであきらめていますが、引退したら年に1か月程度のまとまった海外旅行をしたいと思っていますので、これの費用が200万近くはかかると思います。以上が年間で定額でかかる費用ですので、合計で900万。40年生きて、3億6000万が必要な金額です。

必ずかかる医療費

これに医療費ですが、これは年間では考えにくいですが、年を取ると当然医療費がかかるようになりますが、その分健康保険の負担額も1割になるので、計算に入れないことにします。その代わりに、おそらく1回はかかるであろう、ガンなどの高額医療の病気の治療代が、一生に1人500万、夫婦で1000万は見ておいた方が安心です。

終の棲家をどうするか？

さらに、いよいよ「終の棲家」の費用です。仮に80歳で、介護付きの老人ホームなどに入るとしたら、入居費用が1人1000万（これでもそれほどいい老人ホームには入れませんが）、月の費用が20万で年間240万×2人分としたら、一時費用が障害で2000万、80歳から100歳までの居住費が1億です。

わたしが必要な老後資金

以上を合計すると、生活費が3億6000万、医療費が1000万、終の棲家費用が1億で、合計4億7000万、これが必要なお金です。ただ、実際にはこれに厚生年金が、2人で400万ほど入りますので、65歳から100歳までの35年で1億4000万は収入があります。また、終の棲家に入る時には今住んでいる家は売るので、これがだいたい3000万ほどになるはずです。これを4億7000万から引くと、ジャスト3億円です。これが私の老後にあれば安心という金額になります。

この記事は、お仕事サイトランサーズに依頼して一般の方に書いて頂きました。

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