皆さんはお金で失敗していますか？
私はお金で数多くの失敗をしているのですが、今回は30代女性会社員にお金に関する失敗談をお話して頂きました。タイトルは「家族といえど…いや、家族は他人…？」です。

 

この方が実際に経験したお話を聞いて、お金で失敗しないように注意しましょう！

 

お金失敗談エントリー（36）
性別	女性
年齢	30代
その他	会社員

 

30代女性会社員のお金失敗談

 

これは、今現在39歳となる私（女）が高校卒業後専門学校に通っていた時の話です。

 

自分で学費を払うから行かせて！

親としては卒業と同時に就職するものだと思っていたため、「専門学校に行きたい」という私の願いに対して答えはもちろんNOでした。
それでもどうしても専門学校に行きたかった私は「学費なら自分で稼いで払うから！」と言い張り、その結果何とか通えることになりました。

 

もちろん自分から言い出したことですから、学校終わりに週6日、課題をこなしながら必死になってバイトを頑張りました。
時折バイトのために学校を早退しなければならない状況になったりと、今にして思うと本末転倒な感じではありましたが、学費を稼がないことには学校に通うこともできなくなるわけですがら、それはそれと割り切って毎日を過ごしていました。
幸い周りにも同じような境遇で頑張っている学生がいたり、バイト先の先輩たちにも恵まれ、そういった環境を苦に思わずに済んだのが良かったのかも知れません。

 

週6で頑張ったバイトの日々

 

週6日、5時間勤務で１カ月およそ8万円。
学費は前期・後期での支払いだったので、半年が無事に過ぎる度に安堵を覚えたものでした。
そうして専門学生として1年が過ぎた頃でしょうか。

 

私が高校に入学すると同時に再婚し、その後実子を授かった血のつながらない父親が、あろうことか仕事をクビになってしまいました。
後から聞いた話だと父親は元来あまり働くのが好きではなく、しかも人間関係が苦手な人だったそうです。
そのため次の仕事もなかなか見つからず、仕方なく母親が仕事を増やして家計を支えていました。

 

私は私でもちろん心配はしていましたが、特に何もいわれなかったので大丈夫なものだと思ってしまったのが駄目でした。
当時、学費は銀行振り込みだったので、暇のない私は母親に入金を頼んでいました。

 

そう・・・入金を母に頼んでしまったんです

そして、いつものように入金を頼んだはずなのに、学校の事務員さんから「入金がまだなんですが…」と連絡があったのです。

 

その時はただ「入金先を間違えたのかな？」程度にしか思わなかったのですが、ふたを開けてみればなんてことはなく、母親が生活費として勝手に使い込んでいました。
その事実を知った時は本当に愕然としました…。
親だからと信じて任せていたのに、まさかこんな形で裏切られるとは思ってもみないことでした。

 

家族を信じてはいけないの？

 

「信じてたから頼んでたのに！」と声を荒げた私に対して「信じて欲しいなんて頼んだ覚えはない」と言い放った母親の言葉は未だに忘れることができません。
結局48万もの金額を即座に払うことができず、私は中退という形で専門学校を辞めざるを得ませんでした。
ただでさえ再婚ということでさまざまな迷惑をかけられたというのに、まさか母親が選んだ結婚相手の尻拭いまでさせられるとは本当に信じられない話です。

 

それからというもの私は家族のことを他人としか思えなくなってしまいましたし、家族といえど許せない問題というのがお金なんだな、と痛感させられました。
いや、家族だからこそ余計に許せないのかも知れませんね。

 

この記事は、お仕事サイトランサーズに依頼して一般の方に書いて頂きました。