貸した金額よりも彼女に利用されたことで心が痛かった

利用された

あなたは愛する人のためならいくらのお金を貸せますか？しかし世の中には愛を信じてお金を貸してしまって結局、別れてしまうなんてことがよくあるようです。
今回は「貸した金額よりも彼女に利用されたことで心が痛かった」というタイトルで話をお聞きしました。

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私が人にお金お貸す行為に嫌悪感を抱く理由

36歳男性、会社員。
私は本来人にお金を貸すのは嫌がるタイプです。
両親が人に貸したお金で苦労したのを見て育っているので、人にお金お貸す、という行為に嫌悪感を抱いていたといってもいいくらいです。
その両親が言っていたのは、「貸すなら無くなってもいい金額で。あげてもいいと思える人に」でした。
とは言っても、無くなってもいいお金なんて100円でもありえません。
あげてもいいと思える人なんて家族以外にはいません。
つまり誰にも貸すな、という家訓だと思って25年間過ごしてきました。

社会人になり無くなってもいいお金ができた

勿論その間に友人同士で1000円程度の貸し借りはありました。
まあ、社会人になると1000円程度なら「無くなってもいいお金」の範囲になっていたようです。
友達なのであげてもいいですし。
そんな当時25歳の私には彼女がいました。
26歳の年上でしたが、病気がちでちょくちょく入院をするような体の弱い人でした。
頻繁に入院するので、当然生活は苦しかったようで、それは付き合っている私にもわかりました。
だから私もデートの内容は彼女に合わせて自宅や公園など、お金のかからない場所を自然と選ぶようになっていました。

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彼女と結婚する気があったので10万円を貸しました

そんな付き合いが2年続いたころ。
彼女が精神的に弱ってしまう事件があり、専門の病院に2か月入院することになりました。
家族以外は面会もできないため、まったく会えない状態でしたが、私は彼女が元通り帰ってくることを信じていましたので不安はありませんでした。
また、一日数分だけかかってくる電話もありましたし、（病院の規定で電話の使用が制限されている）特に心配することはないと思いました。
入院から3週間ほどたったころ、彼女がいつも以上に元気がなかったので理由を尋ねたところ、入院や生活維持費でお金がないとのこと。
必ず返すから10万ほど貸してほしい、という内容でした。
ここで両親の言葉が頭によぎりました。
「貸すなら無くなってもいい金額で。あげてもいいと思える人に」正直無くなってもいいお金、は1円もありませんでしたが、私は彼女と結婚する気でいましたので、あげてもいいと思える人、という条件には合致していたので一瞬躊躇ったのち、10万円を彼女の口座に振り込みました。

彼女が無事退院して会いに行くと…別れを告げられた…

それからさらに2週間後、もう10万円貸してほしい、と涙ながらにお願いされました。
不謹慎ですが、「なんかずるずるお金を引っ張る詐欺みたいだな」と思ったことを覚えています。
私は20万円引き出して、彼女の口座に振り込みました。
「返さなくていいから。好きに使って。」本心でした。
それから数週間後、彼女は無事退院。
待ちに待った退院に胸を躍らせて彼女に会いに行きました。
そこで別れを告げられました。
理由は良く覚えていません。
家族がどうとかなんとか、だった気がします。

別れる前に利用された？モヤモヤした気持ちが残る…

総額30万円。
金額は大したことありませんが、別れる前に利用されたみたいでへんなモヤモヤが残りました。
病院もどこまで本当だったのだろうか…（面会も許されていなかったのですべて相手の言い分を信じるしかない状態でした）
あれから11年たち、彼女もまだ近所にいますが、今更請求する気もないです。
万が一戻ってきたらラッキー、ぐらいで今も思っています。
思っている、ということは少なからず気にしているってことなのかなあ…と今でも時々モヤモヤしています。(笑)

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